創形美術学校 表現発想論 「面白授業」 

9月29日土曜日、午後1時から4時まで池袋にある創形美術学校という所で表現発想論の講義します。
生徒の方、是非受講を!
と、学外の方も1500円で受講できるようなので是非聞きに来てください(2階の受付で手続きを)!

http://www.sokei.ac.jp/html/access.html


以下、生徒の方への事前に配るプリント(学外の方が参加も出来るのかは確認中です)。

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 はじめまして。29日の表現発想論で講義をさせていただく、やけのはらというものです。よろしくお願いします。突然ですが、皆さんはどんなものを『面白い』と感じますか? ある人はゴッホの絵を面白いと思うだろうし、またある人は「それはつまらない。それは過去の表現だ。なんやかんや自分が今までの人生の中で一番面白いと思ったのはドラゴンボールだ!」と思ったりするでしょう。友達の顔が面白いと思う事もあれば、いつも通る道の木の角度が絶妙に面白いと思う人もいたり、時間という観念が面白いなと感じたり、世界は『面白い』に満ちています。その一つ一つを面白いと思うか、思わないかは、そのままその人自身の美意識の集積であり、アイデンティティーです。私は、「あのやり方が今流行っているからなんとなく面白いような気がする」、「これを面白いと思わないとダサい」などの外的影響に左右されず、自分の判断で、自分なりの(人それぞれ生まれた所も環境も違うのですから、本来、人の数だけのスタイルがあるはずです)面白いを、見つけて、もしくは考えてほしいと思います。本当にそれは面白いのか? 自分はなぜそれを面白いと思うのか? を。
 自分なりの視点、モノの見方に優越はありません。それがど真ん中ストレートでも、信じられない変わったものでも、それは本来、排除されるべきものではないのです。また別の価値観の所や時代に行けば、ある一つの当たり前の正解も、叱責されるような行為となります。つまり、人が生きるという事のみで言うと私には判断できませんが(皆が綺麗だというものを綺麗だと思えないのは困難が付きまとうかもしれませんね)、表現においては、少なくても私は、黄金率の計算の基づいた形、マーケティング・リサーチを踏まえた配色、などではなく、その人なりの、その人の声が聞こえるものに惹かれます。そして物を作るという事は、その面白さを世界にプレゼンテーションしていく必要があります。自分は面白いと思っていても、その面白さが誰にも伝わらなければ意味がありません(あまり伝わらないくらいが丁度良いとか、そういう美意識もありますが)。面白いに気が付いて揺さぶって、自分の思う面白いを強化していかなければなりません。
 技術や経験、コミニケーション能力、なども何かを作り上げる上では大切な事です。ただ、根本となるのはその人のアイデンティティー、何を美しいと思うのか、何を面白いと思うかだと思います。技術や経験は何かを作り上げる時の表現の枠です。こんなに面白いアイデアがある、エネルギーがあるといっても、技術がなければそれを形に出来ません。ただ、特別な跳びぬけた技術ではない限り、その技術自体を物事の面白みの中心に置くことは困難です。
 兎に角、私より若い生徒の皆さんの世代の思う「面白い」を教えて欲しいのです。私から見て意外に思う事も有りがちだなと思う事もあるかもしれません。私も皆さんの面白を教えてもらい、当日一緒に『面白い』という事について考えていければと思います。とびきりの、私も世界もビックリする様な面白いモノ(?)、状態(?)エトセトラ、を持ってきてください。誰も知らないような面白いモノを持ってきていただいても嬉しいですし、日常的なポピュラーなものを面白い見方で「なるほど」と唸らせるのも素晴らしいと思います(みうらじゅんさんはこの手法ですかね)。私としては、折角なので背伸びして考えて欲しいですが、あまり奇をてらうよりは素朴でも今の自分に正直に選んだものを持ってきて欲しいと思っています。では、当日を楽しみにしています。よろしくお願いします!

(Q1)持ってきたモノ(?)は何ですか? 何処がどのように面白いと思うかを、私と他の生徒の方に説明してください。

(Q2)10年後に何をしていると思いますか? 何をしていたいですか? その時、自分は、世界はそのような状態にあるでしょうか?

(Q3)一番、大切なものは何ですか? 出来れば理由も教えてください。
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[2012/09/29 00:00] EVENT | TB(0) | コメント(-)

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